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アクティブタッチは自分で動いてナンボの世界




アクティブタッチって、なんとなーく「手」のイメージがありませんか?

日本語だと「能動的接触」って訳しますね。

これって、ギブソンさんっていう学者さんがアフォーダンスという生態心理学の中の一つの内容です。

ちょっとだけ触れますね。

詳しくはこの本を読むと凄くわかりやすく書いてます。

オススメです!

このアフォーダンスの考え方は、世の中に物凄くあります。

例えば映画のシーンで遠くの物がゆっくり動き、近くの物が早く動くところを見たことありませんか?

これも一つの要素なんです。

学問的には生態心理学という分野になるんですが、その中に今回の「アクティブタッチ」が入ります。

接触の種類は、図のように様々なものがあります。

そして面白いのが、能動的じゃなくて受動的など物が認識しにくいということが本にも書いてあります。

どんな実験したんよ?って思うでしょ?

当時、こんなものを複製して手に握らせたらしい・・・

<図> 形の触知覚を研究するために彫られた対象。触って弁別することのできる対象が示されている。触覚によって比較したり、視覚と触覚によって同じ対象を言い当てるために、複製品が用いられた。

片麻痺患者様を治療するのにセラピストが全て解除してフォームを再現するのではなく、本人が自身で動いてもらう事がとっても重要ということですね!

そして、受動的でなく能動的に動いてもらうのには凄く、いいことがもう一つあります。

今回は、触れないですが感覚情報を能動的に動く方が、受動的に感覚を受けるよりもボディースキーマの獲得に繋がると報告があります。

つまり、

片麻痺の患者様は能動的に動いてこそ、自身の獲得に繋がる。

自身の体がわかる!

病識の向上・病態の理解・身体像の改善など繋がるヒントになるかもしれません!

体を知るという観点で考えると赤ちゃんの運動もそうですね!

ここまで話すと、なんとなく初めに考えていた「アクティブタッチ=手」から「アクティブタッチ=能動的接触」が理解し始めたと思います!

手遊びだけでなく、足遊びも「アクティブタッチ」になるんですね。

手の治療も足の治療も自身で動くことを意識するといいかもしれないですね!