痛みの悪循環の法則とは?
肩関節痛などで、上肢を動かしたくないと不動となり廃用などを招いてしまっている方と出会ったことはないでしょうか?
痛いと・・・
▷ 動かしたくない
▷▷ 恐怖・逃避
▷▷▷ 廃用
いわゆる悪循環です。
みなさん、当たり前にこの循環から逸脱するために苦労しますよね!
少なからず、私はします。
肩の機能的解剖・治療をnoteで配信中・・・
▽片麻痺患者の上肢機能
痛みの解放はどこから外すか
どうこの循環から外れるか!
「動くことは、運動や知覚システムが分化分離することで、身体に蓄えられた記憶も動因して物のもつアフォーダンスをピックアップしている」〜冨田昌夫:脳卒中患者に対する急性期理学療法の可塑性 理学療法学より〜
「動くことは痛みが伴う」からまずは本人の動きのできる範囲での活動を導入することと本人の意思(モチベーション)が大切。
「動くことは痛みが伴う」▷▷▷「安定して楽に動ける体験」が必要。
ゴルフ好きの例えをしてみます^^
リハビリ中のクライエントで、関節可動域練習は痛みが伴うと判断すると、上記の悪循環となる!
しかーし、ゴルフから始めると意欲が先走る!
その中で運動に意識が向き気がついたら、痛みにフォーカスが向かず活動ができたという経験をしたことないであろうか?
私は、この冨田先生の文献から読み取り、そして、そんな経験から活動を通して視覚・体性感覚といった物がアフォーダンスに導かれる。活動に適した適宜必要な知覚システムを求めたことで、多くの情報から身体図式が更新されるということなのではないでしょうか?
痛みに対する治療のヒント
上肢の痛みのクライエントに出会った時にEBに基づいた治療は凄くいいことであるが、上手くいかず痛みの悪循環を感じ取った時は視点を切り替える。本人のモチベーションとそしてその活動にどう上肢を参加させるかを検討すると悪循環の逸脱につながり、治療の幅が広がるのではないでしょうか?
痛みが続くと、あっという間に筋の短縮や拘縮につながります。OTジャーナル執筆にも載せた肩の治療をnoteで解説!
▽大感謝祭〜肩の短縮・拘縮の治療〜執筆内容を徹底的に伝えます