こんにちは、川下です^ ^
今日は、手のアーチについて少しお話しします。
皆さんのご存じ、手のアーチですが下記にあるように3種類のアーチが存在します。
アーチとは・・
Wikipedia先生によれば「アーチ(英: arch)とは、中央部が上方向に凸な曲線形状をした梁、もしくは上方向に凸な曲線形状そのものを言う。上部をアーチ形に築いた門のことを拱門(きょうもん、英語: archway)、常緑樹の葉で包んだ弓形の門を緑門(りょくもん、英語: green arch)[1]と呼ばれる。」そうです。
構造としては、この眼鏡橋のように半円形に弧をえがいたアーチ構造は、使用する石やれんがの大きさに比べ、中間の支え無しに広い開口部が得られ、橋や教会・寺院を造るのに使われてきました。仮枠を組んで、楔形の石(ブーソア)を順に組み上げ、最後に楔石をはめて安定させます。
手の「アーチ」という言葉は理解していますが、その意味から実際の人間の手を考えると構造に類似する点は、下図のように第3中手骨・有頭骨が「楔石」のような役割をしております。
では、そのアーチを保持するためにはどのような活動が必要だろう?
人間には、手を動かすため、形態を保持するために筋活動は必然です。
つまり、手内在筋の活動が必要です。
もし、この3種類のアーチが形成されなければどうなるのか?
このように平面だとすると、物は掴めますか?
立体的な物を掴むとなると無理ですよね。
では、効率的に掴むとはどんな形態だと思いますか?
もし、グローブが平なら、ボールは取れませんよね?大谷さーんでも無理ですね。
そして、このグローブの形態に着目してほしい。
ボールを取るためには母指と対立することがわかります。
つまり、効率的な手の機能を保持するためには、虫様筋・骨格筋・対立筋の活動が必要ということです。
頭ではわかっていても、この筋活動に注目して治療は展開できていますか?
手の機能は足部と比較し、運動性やADLの参加率は明らかに違います。
動作性において手の機能は多様性が求められ、介入においては難しさが多く認められまれますよね。今回は、前腕から手指にフォーカスをおき、100枚超の資料を作成しました。基礎の解剖学と写真による治療解説まで盛りだくさんです。経験年数が浅くてもわかりやすく作りました^ ^
手機能に苦手意識を持ったあなたへ、明日につながる治療技術と評価・治療の見方をお届けします^ ^