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バランス機能は上肢がないと語れない




くま先生

ちょいネタ編が終わり!上肢の関連について書きます。

私たちは、地球環境下で生活をしています。

それはクライエントも同様です。

でもね、抗重力位での姿勢は支持面の広さにより、狭小化するほど、その分高い筋の活動性が必要となります。

そりゃ、そうですよね!

背臥位(寝ている時)は、安楽になる=リラックス=緩んだ状態
片脚立位は、安定させようとする=頑張っている=緊張した状態

『姿勢とは、「身構え」と「身体の位置」を合わせたものである。地球環境下では・・・平衡を維持するため姿勢は刻々と変化していくわけである。故に運動中には種々の感覚情報が上位中枢機構へ入力され、それに基づいて上下肢や体幹の動きに伴う平衡の乱れをフィードバック的に補正していく必要がある』多関節運動学入門より

クライエントの方(脳血管・整形含め)は、脳の器質的な問題・アライメントの崩れにより・・・

正中軸の乱れ=フィードバック情報の崩れ=誤学習=バランス低下

 

この文献から読み取ると、この図の様に余計に力が入り情報を手に入れることができていない。

しろ生徒
生徒

バランスのヒントって何ですかー?

くま先生
先生

みなさん、目を閉じて片足立ちをして見てください

かなりバランス能力がいい人はブレない=情報(床反力)を受けることができていると思いますが、ほどんとの方がすぐにバランスを崩してしまうのではないでしょうか?

くま先生
くま先生

では、人差し指の指先だけどこかに触れて見てください

くま先生
くま先生

どうでしょう?安定しませんか?

そうなんです。

指先だけなのに、環境下に対しての定位情報となるんです。

図のように、綱渡りを想像すると・・・・?

棒を持つ手は、地球環境に対して重力と自身の体のズレを認識しているんですね。

図でもわかるように、地面に接触している足・重力ズレを検知する手・それらを支える体幹がバランスに関与することがわかると思います。

つまり、バランス機能=体幹・下肢という観点ではなく、「上肢」は凄くバランスに関与しているのです!

先ほどの実験でもわかる様に指先だけしか接触していないのに、バランスの改善を認めましたよね?

これはいわゆる重度のクライエントの方に対しての立位場面で、麻痺の手がどこかに接触しているだけでバランスの情報量が増えることになります。

臨床場面だと、立位での練習時に三角巾に入れたままにするのではなく、例えばスタンディングテーブルに乗せたり、手すりに触れさせておくなど接触情報を与えることが大切なのだと思います。

ぜひ、やってみてください^^

さらに神経機構を含めた知識を知りたい方は、

『上肢を生かす体幹の効果』を参考にしてくださいね^^

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オーダーメイドリハビリManoの川下です! 今回、購入者も多く、またリクエストが多い為アーカイブ配信をしたいと思います。 ナイトセミナー生は無料はでお受けすることができます。 また、以前に資料をご購入された方で再復習をしたい方は、LINE@からnoteでご購入されているハンドルネームをお教えいただだき、購入履歴方確認取...

今回の『上肢を生かす体幹の効果』は、回復期スタッフからのご依頼で作成しました。ちょっとした悩み相談や知りたい情報などがありましたら、ご相談ください。

基礎知識や川下的考え方をお話しします。(エラそうでゴメンナサイ)

それでは、最後までご覧いただきありがとうございましたー!