はい!
やっとリモートハプティックスに入りますね!
リモートハプティックスってここ4年前に私は初めて知りました。
自分が思い描いていたダイナミックタッチがリモートハプティックスでした・・・
「ダイナミックタッチはモノあるいはモノの一部を持って振ることによって知るタッチのこと」と言われております。
では、リモートハプティックスとは、ダイナミックタッチを基盤として環境にある情報を触覚的側面から抽出する方略。感覚を用いた学習を要するとされています。
人間は進化の過程で、徐々に上記の様に物品を使用する様になり、そして火の取り扱いをしたり、近代化になり様々な道具が発明され多様な知覚が必要となった。
その中で、旧石器時代もそうですけど、物品を取り扱うためには多くの場面でリモートハプティックスは溢れています。
“物体を持っている時、物を介しての触知覚を遠隔触と呼び、道具を操作する時、道具という媒介物によって摩擦点から手の感覚器官へ伝達される振動が遠隔触の判断の基礎になる(KATZ,1925)とされている。
“動作の精緻さは感覚調整の精密さである(A. BERNSTEIN)。

・・・???
よくわからなくなって来ましたね。
実際の場面を想定して、書いてみます。
ボールペンで紙に文字を書くことです🖋
みなさん、文字を書いたことありますよね。
人間の手にはもちろん感覚器があり、知覚器官があります。
しかし、ペン先はどうでしょう・・・
感覚器はありますか?
・・・
ないですよね?
でも、
小学校の時代から筆圧が強い・弱いなど学校指導でもありますよね!
筆圧は感覚ですよね?
ペン先の感覚器はないはずなのに、なぜわかる?
“物体をもっている時、物を介しての触知覚を遠隔触と呼び、道具を操作する時、道具という媒介物によって摩擦点から手の感覚器官へ伝達される振動が遠隔触の判断の基礎になる(KATZ,1925)
そう!
ペンを通して、紙とペン先のボールが転がる振動・摩擦を感じる=遠隔
遠隔=リモートということです。
物を介して知覚することを示すことになるわけですが、世の中には様々な道具が存在します。
ボールペンの操作とハサミの操作は運動も違えば、フォームも違います。
求められる動作の精密さは繊細で多様化しているので、手の状態はもちろん!
はじめに書きましたが、ダイナミックタッチを基盤にリモートハプティックス環境にある情報を触覚的側面から抽出する方略ですので、ダイナミックタッチのブログを見てくれればわかると思いますがそこを踏まえてまとめると・・・
手の環境がしっかり保たれること=可動性や粘弾性があること
扱う手だけでなく、それに伴う他の関節が運動性があること
このことに着目して、クライエントと関わると相手が本人の何かの気づきに近づけるのではないでしょうか^ ^?

今日も、お付き合いいただきありがとうございます
さらに神経機構を含めた知識を知りたい方は、
『上肢を生かす体幹の効果』を参考にしてくださいね^^

今回の『上肢を生かす体幹の効果』は、回復期スタッフからのご依頼で作成しました。ちょっとした悩み相談や知りたい情報などがありましたら、ご相談ください。
基礎知識や川下的考え方をお話しします。(エラそうでゴメンナサイ)

それでは、最後までご覧いただきありがとうございましたー!