経験年数が増えれば増えるほど、基礎知識と臨床技術が求められる年になり、焦りを感じる方もいらっしゃるのではな いでしょうか?
今日は、体幹についてワンポイント豆知識をお話ししますー^ ^
noteに書いた「リアル臨床で見てきた体幹機能のポイント」から少し話していこうと思います。
片麻痺の方に、関わっていると手を伸ばそうとする時や、歩行の時、起居動作 の時など動作をしようとしているのに、体幹を保持できずにうまく四肢がコントロールできない場面に出くわすことはありませんか?
つまり、うまく筋活動が発揮できていない状況に遭遇すると思います。
そもそも、学生で習いましたが、筋の特徴を知る必要があります。
このような、特徴がありますね!
評価の中で、これは体幹が弱いから腹筋をやろう!と言って、筋力練習をしたがうまく行かないなんて場面は経験しませんか?
あるある作業療法士です!
私たちが求める筋の活動は、先ほど挙げたような ADL 場面になるので、不随意 筋の活動が必要になるということです。
下の図の様に、
手を横に広げて上から抵抗をかけるテスト=腹横筋のテスト
腹筋をすることで、逆に体幹の保持ができなくなる現象が起こります。

神経生理学的な側面に着目すると、外側運動制御系と内側運動制御系に分けられます。
外側運動制御系は随意筋の制御
内側運動制御系は不随意筋の制御をしてます。
つまり、今回のフォーカスでは内側運動制御系に着目する必要がありそうです。
これからわかる様に腹横筋=姿勢保持筋=内側運動制御系となります。
先ほどの筋トレを行う=外側運動制御系の活動を優位にすることで、本来、内側 運動制御系を働かせないといけないのにコントロールできない状況になってしまうということです。
面白いのが、ただ足底から股関節へ軽〜〜く(ここポイント)刺激を与えることで、腹横筋の活動が強まります。
つまり、内側運動制御系を考える際には適切な情報をセラピストが伝えること が治療の鍵になるということです^ ^

早速使える技でしょ^^
理屈がわかれば、治療を楽しめます。
明日の臨床にぜひ生かしてみてください!
体幹の関係を理解することで患者さんの触れ方が変わり、治療の質が上がります。
もっと詳しいことは、noteに。
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