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失行の治療を考える




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上肢の治療を考える上で高次脳機能障害の失行に悩むことがありませんか?
ぶっちゃけ、
機能訓練をしていてもなかなか結果は出なくないですか?
アクリルコーンのリーチや関節可動域練習を行っても結果は出にくいですよね。

高次脳への治療?上肢の治療?目的が曖昧になってしまうのは、きっと私だけじゃないと思います。

失行というものは一体なんなんだ?

失行(しっこう、apraxia)とはLiepmannが「運動可能であるにもかかわらず合目的な運動ができない状態」と定義した高次機能障害のひとつである。

除外診断によって診断される場合が多く、指示された運動を間違って行うか、渡された物品を誤って用いる患者のうち、その他の障害が除外された場合に失行と診断される。

その他の障害の具体例としては麻痺や失調など他の運動障害、了解障害や失認、課題の意図の理解度や意欲といったものがある。これらの障害を合併し、失行も合併するということも考えられる。

〜ウィキペディアより〜

失行は、認知機能の一部、低次脳ではなく高次脳機能障害なんですよね!
そこで、評価は標準的な検査法としてはWAB失語症検査の行為の下位検査や標準高次動作性検査などが挙げられる。これらは、神経心理学の経験が十分な験者にて行うことで、客観性を保っていると言われます。

そんなの言われたって、検査だけで治療の時間が終わっちゃうし、問題解決の時間が減っちゃうじゃん・・・

でもね、視点を変えると高次脳機能障害の失行の症状は調べてもらうとして、ここでは部位からどう考えるって視点で話をしようと思います。

失行は頭頂葉由来の問題が主であるということ(もちろん他にもありますが・・・あくまで主として・・・)
と考えると頭頂葉に対してどう考えるかが必要であります。
Perfettiは「頭頂連合野における情報交換障害が本能で、それにより運動イメージに変質をきたしており、運動への転換や情報変換に障害を来しているという仮説をたて、異種感覚統合が必要である」〜宮本省三:認知運動療法入門より〜
「頭頂葉の機能として、各感覚の統合や単一感覚のみでなく、多感覚領域が存在し、資格と体性感覚を担当するbimodalニューロンや加えて聴覚を担当したtrimodalニューロンが存在する」〜酒田英夫:頭頂葉より〜

 

失行に対するリハビリの考え方

まずは、頭頂葉が機能しにくくなるために、物を持つや操作するなどのイメージを破綻しているということです。そのためには様々な感覚(多重感覚)を駆使し治療に取り入れることが必要でるということです。

じゃあどうやって、治療をするんよってことですよね!
「知覚行為循環システムでは、5種類の知覚システムが存在し、それらが協同・重複して働くことで、行為にいたっている」〜佐々木正人:アフォーダンスの新しい認知の理論・アフォーダンスの構想〜

 

基礎的定位システム・見るシステム・聞くシステム・味わい、嗅ぐシステム・触るシステムの5つをどう導入し多感覚情報を入力するかが重要ということ。
このシステムによって気付いてもらうことで、本人の運動のイメージに変異を与える事が重要という事です。

実際の治療介入   歯磨きVer.

 

多感覚情報を入力し、本人の運動のイメージに変異を与える事が重要なんですよ。

例えば、歯磨きが失行でできない方に対して、リーチインの練習などでは多感覚情報は得られにくい。

コーン操作ばっかりやっている場合ではなんです!

毎日の実際の活動場面を利用するんです。

洗面台の前で、視覚的に姿勢を確認させる。

リモートハプティックを通しながら、歯をセラピストが磨くことから始め、触覚情報と聴覚情報を入力。

歯磨き粉などの味を何種類かを用意するなど工夫も面白い。

ちなみに失行においては、私の経験上、上記に挙げた触れる情報では顔面特に舌は感覚器はとても多いのは周知の事実である。

また、味わうシステムが直で入りやすく、快不快が明確であるのでイメージに上がりやすいことをよく経験する。

※嚥下障害のある方に関しては、誤嚥の注意が必要です。

是非、失行の方に5つのシステムとどうイメージの変換をするのかを念頭に関わってみてはいかがでしょうか^^?

このHPでは、治療のヒントをまとめています。名付けて『リハビリの知恵』です。今日は失行について、書きました。

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