手の機能は足部と比較し、運動性や ADL の参加率は明らかに違います。だからこそ、多様性が求められ介入方法を迷いませんか?
手機能に苦手意識を持ったあなたへ、明日につながる治療技術と評価・治療の見方をお届けします^ ^
簡単なハンドリングの提案をさせてもらってます。最後まで見て、知識が深めて下さいね。
解剖学から見直そう
まず、このスライドを見ていただければ分かるように、前 腕には掌側面・背側面ともに多く筋が存在しています。
前腕の内側上課に付着する筋の多くは屈筋が多く、橈側手根屈筋や⻑掌筋など繊維が斜めに走行していますね。

肘関節をまたいで上腕に付着します。
下記のスライドのように、手をついた際にその力の分散を行いがら、中枢の上腕・肩に伝える事ができるのは骨 構造と筋の連結も寄与していることがわかります。
必要な筋の柔軟性について
逆に、手掌面から受けた圧迫力を分散するためには、筋の粘弾性がとても必要になります。
仮に粘弾性がないとするとこの図のように、橈骨手根関節から尺骨に力を分けることができず橈骨遠位端骨折 などにつながります。
機能的に言えば、末梢の力を中枢に伝えることができないので、効率的な上肢の運動ができない状況になります。
例えば、箸操作や更衣動作など末梢の動きを介した、上肢活動には必ず前腕のローテーションは必須になってきます。 では、その前腕の運動に目を向けてみましょう!!