座位で体を伸ばす

 

こんにちは!埼玉県ふじみ野市で「健康」をお届けしている健康マスター作業療法士の石川です🤲

 

病院勤務で得た知識・経験をもとに今日も皆様のお身体が少し楽になるような記事を書いていきます✍️

 

 

今回のテーマは…

「坐っている時に体が伸びる」

片麻痺の方の多くは、お尻や足の感覚が低下し、床や座面の感触が分かりにくくなります。

そのため、麻痺側に体重が乗らず、写真のように坐った状態で体が伸びず、丸まった姿勢になる方が多い印象です。

特に動きにくい側に全体的に体が曲がってしまい、歩く時も体全体で足を振り出すような歩き方に…

今回は坐った状態で体が伸びるようになる自主トレーニングを紹介します!

 

 

坐った状態で体が伸びない要因の一つには冒頭にお伝えした、お尻や足の感覚が分かりにくく反力を得ることができないことが挙げられます。

 

立っている時、地面と接しているのは足ですよね。足が地面に接触している感覚がないと真っ直ぐ立つ事ができません。

では、坐っている状態ではどこが外界と接触しているのでしょうか…?

足の他にお尻も接触するようになります。

 

特に「坐骨」と呼ばれるお尻のところから出っ張っている骨に、骨盤より上の重さがのり、坐っている面を押して反力を得ています。

その反力を感じることが体幹が重力に負けないように体を伸ばす活動につながるのですが、麻痺になり、体の位置が真っ直ぐ座れないと坐骨に体重が乗らない・感覚が分かりにくいなどの理由から立位でいう足場がわかりにくい状態になります。その状態では、踏ん張ることは怖いですよね…

 

坐骨に乗った状態で体が伸びるトレーニングを行います!

 

 

実践編

①体を起こし胸を張ります

②坐骨に体重を掛けたら体を伸ばす

③次のステップは坐骨に体重を乗せたら

 反対側の臀部を引く

静止画ではお伝えしにくい部分があるので…

YouTubeに解説動画をUPしました!

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