私たちが、地球上で生活するにあたり上肢の運動性が高くADLの参加率はとても高いです。
そんな上肢であるからこそ、複雑な構造になっています。
まず、想像してほしい私たちの行動は過去の成功経験をもとに効率的に動いています。
上衣の脱ぎ剥ぎを安定した姿勢でやる時と平均台に乗って遂行する時にはとても後者の方がうまくいかないことが想像できますね。
つまり、各関節が協調的に安定を保障する関係にある必要があります。
バランスと上肢の関係についてはこちらが参考になります。
https://rehamano.com/barancejyosi/
しかし、先ほどあげた安定を保障すると説明しましたが、人間の構造の肩関節は球関節であり、肘関節には車軸関節や前腕の橈骨・尺骨によるローテーション、手関節の関節面・手指の運動と複雑な運度を示します。
つまり、関節構造は一軸性ではなく、筋構造としても捻れている!
上肢の運動は関節運動に伴い連動的に捻れ運動が発生していると言えます。
この典型的に分かりやすい構造は大胸筋と広背筋です。
上肢の挙上時に合わせ、筋繊維が捻れながら筋繊維が直線となるようにすることで力を発揮しています。
また、この図でもわかるように上肢の筋は上肢単体ではなく、体幹と連結しており体幹との関係は切っても切り離せない。
皆さんのご存知、肩甲上腕リズム
つまり、上肢を運動するためには体幹に合わせて、肩甲帯が動けるだけの自由度が必要であり、逆に肩甲帯に対して体幹の自由度がないと運動が成立しない。
また、このように末梢と中枢部の相互の関係があり力をやり取りできる構造となっている。
これらの内容を3日間を通して、皆さんにお伝えしていきたいと思います。
https://rehamano.com/upper-limb-seminar-day1-2-3/